69年、賃貸住宅オーナーのサポートを目的として発足した東京共同住宅協会。賃貸経営に関する無料相談のほか、相談会やセミナーの開催など公益活動を行っている。特に近年注力している事業が、15年に立ち上げた「土地活用プランナー」資格の事業だ。当初は都内のみを対象としていた同資格事業だが、積極的な普及活動と時代のニーズにより受験者は順調に増加し、昨年度は初めて大阪でも試験を実施。そして今年度には更に対象エリアを拡大し、全国5都市で試験を行う。
自身は約7年前から事務局に所属し、同資格事業を立ち上げから見てきた。「可能な限り受験者に有益なものとなるよう、毎年テキストを改訂しており、次の令和元年版でも大きなリニューアルを図る」と意欲を見せる。更に現在は事業責任者として、「合格後のフォローも含め、充実化を進めてメジャーな資格に押し上げていく」と将来を見据える。
その情熱の背景には、自身の経験も少なからずあるようだ。明治大学の農学部を卒業し、一度は食品会社に就職したものの「かなりの激務環境で、自身の成長が望めない状況に悩んでいた」。そうした中、友人に触発されて共に宅建の資格に挑戦して合格し、その後FPの資格も取得。「畑違いな立場から、資格試験という体系的に学べる制度に助けられて不動産業界に飛び込めた」と振り返る。努力の証明やスキルアップの実感のためにも、資格の持つ力は大きいと言う。
土地活用プランナー受験者の動機は様々ながら、「自分自身が成長したい、という思いは共通のはず。その力になれればうれしい」と顔をほころばせる。また同資格の普及を進めることで、「世の大家さんたちのためにも、土地活用分野の発展に貢献できれば」とも語る。現在も多忙な毎日が続いているものの、表情は活力に満ちている。自身と事業の成長に、今は手応えありの様子だ。(佐藤順真)























