幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇34 アランとアドラー 言葉が感性を刺激する
住宅新報 2019年3月12日 号 19面
連載: 幸福論的「住宅論」
住まいの本質を本気で見極めようとするなら、住まい以前にそもそも「人間とは何か」を知らなければならない。人間とは何かを知らなければ、本当に生きているとはいえない。本当に生きるということがなければ、住まいの大切さに気付くこともないからである。
なぜ家を持つか
農耕民族を源流とする日本はよく〝村社会〟といわれる。〝村八分〟という制裁があって、しがらみが強固な点が特長だ。世間というしがらみの中(人と人との間)でしか生きられないのが人間である。人間の悩みは詰まるところ対人関係の悩みである。だとすれば、人間の幸福とは何か。























