幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇27 新たな価値創造へ GDPと生活満足度は無関係
住宅新報 2019年1月22日 号 11面
連載: 幸福論的「住宅論」

日本人の生活満足度(幸福感)と一人当たり実質GDPはまったく関係がないという事実は、かつてはよく知られていた。GDPは戦後ほぼ一貫して拡大を続けたが、国民の生活満足度はずっと横ばいだったからだ(図1参照)。 戦後間もない50年代も、高度経済成長を遂げていた60年代も、バブル期の80年代も日本人の生活満足度は変わっていなかったのである。図は内閣府の「国民生活選好度調査」によるものだが、データが古いのは08年版を最後に同調査がなぜか廃止されてしまったからである。
日本人の幸福度
日本の一人当たり実質GDPはリーマンショックで少しへこんだが、その後はほぼ順調に拡大を続けて今日に至っている。では、生活満足度(幸福感)はどうなっただろうか。






















