一般財団法人日本不動産研究所(35) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 吉井町 豊後街道の宿場町 歴史が息づく白壁造りの町 四季折々の祭りで賑わい
住宅新報 2019年1月15日 号 14面
福岡県の南東部に位置し、西は久留米市、東は大分県日田市と接する位置にうきは市がある。当市は地形的には、南に耳納連山を抱き、北に「筑紫次郎」と称される筑後川が流れている自然に恵まれた地域であり、平坦部は肥沃な水田地帯が広がり、山麓部には観光ふどう園を含む果樹地帯が形成され、山間部は棚田百選の「つづら棚田」、水源の森百選の「滝のある水源の森(調音の滝公園)」の名所がある。また筑後川沿いには温泉が湧き出る地域もあり、こぢんまりとした温泉街も見られる。
このような自然の観光資源に恵まれたうきは市の平坦部に位置する吉井町に白壁造りの建物が軒を連ねる地域があり、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。メインは吉井町の中心を東西に走る国道210号「筑後街道」沿いに、和菓子、雑貨、骨董品店など個性豊かな白壁造りの店舗兼住宅、土蔵等が軒を連ねる地域(蔵しっく通り)であり、散策しながらの買い物も楽しめるエリアとなっている。この通りから一歩北方へ足を踏み入れると、メイン通り程ではないが、また同じ様な白壁の店舗兼住宅が軒を連ねる通り(白壁通り)があり、その他白壁造りの住宅も多く見られる。このメイン通り背後の地域には、災徐川、南新川の2本の河川が流れ、南新川沿いに深紅の楼門が堂々たる姿を見せる素盞鳴神社が鎮座し、これらが白壁の建物と一体となって独特の町並みを形成している。
普段はひっそり























