「女性活躍が成長の鍵」 埼玉宅建 女性応援セミナーを初開催
住宅新報 2018年12月25日 号 8面

約50人が働き方について考えた
埼玉県宅地建物取引業協会(内山俊夫会長)は12月14日、さいたま市の埼玉県宅建会館で「働く女性応援スペシャルセミナー」を開催した。埼玉県ウーマノミクス課との連携企画で、社員の生産性を高める働き方、職場作りを考えるためのもの。当日は同協会の女性会員約50人が参加した。
冒頭、内山会長は「女性だけのセミナーは当協会初。女性の活躍が経済を活性化するという県のウーマノミクス課の活動がヒントであり、不動産業界に関わる人の約4割は女性という現状を受けて開催に至った。AIやVRを使った内見など不動産の情報提供のあり方が変わっていく中で、宅地建物取引士を生かした女性活躍の道が広がるはずだ」と開催の経緯を述べた。
同セミナーでは、エフコネクト社長の清水亜希子氏が「誰もが働き続けられる職場づくり」をテーマに講演した。今後の働き方について多様な価値観・働き方に対する柔軟な労働環境の整備やマネジメント力の必要性を説き、先進事例としてケイアイスター不動産の「K女ミライプロジェクト」などを紹介。「各従業員が『大切にしたいもの』はライフステージによって変化する。ワークライフバランスとはその前提を大切にすることで、会社が汲み取れるかどうかが重要」と述べた。
なお、清水氏は講演の進行に当たり「安心・安全・ポジティブな場」というルールを設定。参加者同士の活発な意見交換を促し、「女性活躍推進」を自分ごととして捉える工夫を随所に織り交ぜた。清水氏は「多様化時代のチームづくりでは、聴ける化、言える化、見える化の3ステップが必要。すべての意見を否定しないという心理的安全性が醸成された場であることが組織の生産性の土台になる」とし、寛容性と対話力を持つ女性の強みに期待を寄せた。
第2部ではVivitBase(山梨県甲府市)社長の武原麻耶氏が「女性だから成功できる賃貸不動産管理の秘訣」と題して講演した。「感性のめがね」「女ゴコロをつかむ」の2つをキーワードに挙げ、ユニークな物件名を記した契約書や看板、DIY賃貸など、自身が取り組む高入居率・管理戸数拡大のノウハウを紹介した。
また同協会情報・業務支援委員長の鳥山勉氏が閉会のあいさつに立ち、「女性会員が生き生きと夢を持って活躍できる環境づくりを進める。皆さんには各委員会に参加し、安心して住みやすいまちづくり、地域守りに協力していただきたい」と述べた。






















