一般財団法人日本不動産研究所(30) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 白石市 片倉小十郎の街 アクションゲームが火付け役 〝歴女〟が探訪する城下町
住宅新報 2018年12月4日 号 14面
白石市は、宮城県南部に位置し、東京から東北新幹線で約2時間、宮城蔵王の玄関口である。市内には、小原温泉・鎌先温泉など歴史ある名湯があり、名所・旧跡も多く点在している。古くから奥羽と関東を結ぶ要所として多くの人々が行き交い、街中には今も掘割(水路)や商家の蔵が残り、城下町らしい趣がみられる。
白石市街ほぼ中央、小高い丘にたつ堂々たる天守が街のシンボル、白石城である。1602年に仙台城の支城として片倉小十郎景綱が入城してから11代・約260年にわたり片倉氏が居城した。
片倉小十郎景綱は仙台藩祖・伊達政宗を支えた重臣である。通称である「小十郎」の名は代々の当主に受け継がれ、二代の重長は勇猛果敢な性格で「鬼小十郎」とも呼ばれた。1615年の大坂夏の陣では伊達隊の先鋒を務め、真田幸村と激闘を繰り広げ、鬼小十郎の名を天下に馳せた。大阪城落城前夜、死を覚悟した真田幸村は、敵将重長を天下の武将と見込み娘の阿梅(おうめ)を密かに託した、それ程の男であった。























