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スタンダード会員限定生活を〝設える〟 ライフステージに対応 日本版ホームステージングの課題 (下)

住宅新報 2018年11月27日 号 1面

総合
生活を〝設える〟 ライフステージに対応 日本版ホームステージングの課題 (下)

 「『ホームステージング=空室への家具・小物の配置』と捉えられがち。きれいな中古物件であればすぐにインテリアを置けるが、日本では在宅への対応が不可欠」(杉之原氏)。13年設立の同協会は遺品整理や片付けなどホームステージングの前段階から取り組むホームステージャーを養成し、空き家や高齢化問題と向き合うことで日本版の定着を目指す。認定資格者は2級2500人超、1級は約140人。不動産管理会社やリフォーム会社に加え、家具会社やVR企業、個人オーナーや地方への広がりも出てきた。法人会員企業は現在40社を数え、協業のチャンスを模索する。

 9月に加盟したリコー(山下良則社長執行役員)は、空室物件画像にバーチャルで家具や小物を配置し表示する「RICOH360 -VRステージング」を7月に開始。これは全天球カメラ「RICOH THETA(リコーシータ)」で撮影した360度のイメージをウェブサイトで自動表示する法人向け「THETA360.biz」(14年10月開始)の新サービス。同社スマートビジョン事業本部の重山美詠氏は、「VRでは様々なパターンを低コストで簡単に利用できるため、協会が課題とする一般仲介および首都圏以外への普及も期待できる。搬入・搬出時に物件内部を傷つけるリスクの回避も可能だ」。新機能の企画に当たり、自ら同協会の1級認定資格を取得し、実物の家具のようなリアリティのある画像づくりにこだわった。

 同社によると、大手流通会社や新築ディベロッパー、買取再販業者を中心に、リアルとVRの双方で展開するケースが多いという。VRステージング導入による成約実績はまだながら、10月以降は具体的な案件化が進み、「自社想定の3倍の反響。年明けには一定の成果を分析できそうだ」(同事業本部の稲葉章朗氏)。

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