一般財団法人日本不動産研究所(26) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 笠間市 御影石の産地 就農者減少で進む農地の荒廃 移住呼び込む農村体験
住宅新報 2018年11月6日 号 12面
地域資源の恩恵
笠間市は東京から約100キロ、茨城県の県央西部に位置し、三方を山々に囲まれ、年間を通して気候は穏やかで、古くから日本三大稲荷に数えられる笠間稲荷神社の鳥居前町、また笠間城の城下町として栄えてきた。最近では笠間焼の生産地として知られ、春や秋に催される陶器市の時期には、多くの観光客で賑わいを見せている。
代表する地場産業をみると、古くから石材の産地として有名である。稲田で産出されることから「稲田石」と呼ばれ、花崗岩に分類される御影石で、その色の美しさと耐久性などで高い評価を受けている。明治以降建築された東京の施設の多くにこの稲田石が使用され、日本銀行、最高裁判所、東京駅丸の内口など、県内では茨城県庁、茨城芸術館などで使われている。かつては一大石材産地として栄え、全盛期は石材会社が180社程度あったようだが、現在は60社程度まで縮小しているとのことである。























