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スタンダード会員限定価格査定メカ発表 鹿児島AI学会で 近畿レインズ

住宅新報 2018年10月2日 号 3面

総合

 近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)は9月18日に開催した理事会で、人工神経回路網活用型不動産価格査定メカニズムに関する論文について6月に鹿児島市内で行われた第32回人工知能(AI)学会で発表したことを報告、承認された。

 論文名は「レインズのニューラルネットワークを用いた不動産価格査定について」。人工神経回路網による不動産価格査定についての研究論文で、レインズ(国土交通省指定の不動産物件情報業者間コンピュータ・ネットワークシステム)上に集積された成約情報などの不動産取引に関するビッグデータをニューラルネットワークに落とし込み、AIを使って適正な不動産価格を査定するための方法とAIのディープラーニングについて研究した。

 不動産価格査定の現状を踏まえた上で、ニューラルネットワーク落とし込みには、テキストデータが主の成約情報などの入力データを数値化して分類・正規化する必要があるとし、入力項目を「0」「1」にデジタル化、学習パラメータを分析することで、どの項目が価格査定に影響しているかを分析。併せてニューラルネットワークの誤差逆伝播法を用いて(1)100万、(2)50万、(3)10万――の単位クラスごとに分類する学習モデルを生成し、同じ成約データで30種類のクラス分類テストを行った結果、成約データの契約価格が分類されたクラスの価格帯に含まれていることが判明したことから、レインズでの実用化が十分期待できることを示している。

 AI学会は、AIの発展が日本経済に及ぼす影響について全国の企業や大学などのAI導入・活用に関する最新の活動・研究成果などを基に議論・研究している。近畿レインズの論文は、今年6月5日~8日の4日間に鹿児島市内の城山観光ホテルで開催されたAI学会全国大会の一般セッションで発表されたもので、同レインズの福井光氏が発表者として出席した。

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