明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第251回 特徴ある屋根のアパート 力強さと高級感で好印象に 小池怜 不動産学部2年
住宅新報 2018年9月25日 号 4面
【学生の目】
住みたい街の上位にランキングされる柏市は東京のベッドタウンの機能もある。その魅力を探る調査で、屋根に特徴があるアパートを見つけた。壁は白、屋根は青藍でシンプルな建物だ。住戸ごとに設けたドーマー窓がリズミカルで、遠くからも目に入る。
アパートの魅力をさらに考えると、(1)急勾配の屋根に存在感がある。緩勾配にして小屋組みの木材を減らして屋根の工事費を節減するアパートと比較して、力強さと高級感がある。ドーマー窓の下にあると思われるロフトも好印象だ。(2)外廊下が屋根の下に収まっている。2階の共用廊下は雨ざらしか、安価な庇(ひさし)をかけることが多いが、大きな屋根がある。雨に濡れないだけでなく、安い感じを与える外廊下が目立ちにくい。(3)妻側のデザインが力強い。アパートの妻側のデザインは退屈なことが多いが、急勾配の屋根と垂直線を強調した立面は西洋の城を連想させる。個性的なアパートの存在が街の魅力につながっている。























