一般財団法人日本不動産研究所(19) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 山梨県早川町 日本一人口の少ない、山岳信仰の「町」 若者が行事と町並み再生
住宅新報 2018年9月18日 号 20面
山梨県の西部、南アルプスのふもとにある日本でもっとも人口の少ない町(18年8月1日現在、1079人)、早川町。土地価格は、山梨県内の最低価格地である。1956年に6つの村が合併してできた町で、町土の約96%を森林が占める。現在も独自の特色を持つ約40の集落が点在し、その一つに標高500メートル余、急斜面の山腹に雛段状に形成された赤沢集落がある。
身延往還の宿場町
赤沢は日蓮宗総本山身延山久遠寺と霊場七面山を結ぶ参詣道(身延往還)の中間に位置し宿場町として栄えた集落である。家々を支えるゴボウ積みの石垣、石畳の坂道、石段、木造の民家や旅籠、その軒下には未だに講の名前が書かれた木札〝講中札〟が掛けられている。その町並みが周囲の山々と調和し、往時を偲ばせている。























