一般財団法人日本不動産研究所(17) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 長野県松本市 国宝松本城を巡る「まつもと城下町湧水群」 名水百選、自然の豊かさ示す
住宅新報 2018年9月4日 号 14面
周辺の山々の伏流水
松本市は長野県のほぼ中央部、中信地方に位置する長野県最大の面積を持つ人口約24万人の都市である。古くは信濃国府、信濃守護の館が置かれ、江戸時代には松本藩の城下町として栄え、一年を通して国内外問わず多くの観光客が訪れる。松本市のシンボルである「国宝松本城」は、日本で2城(もう一つは姫路城)しかない五重天守の実物を残す城で、多くの観光客でにぎわっている。
この「国宝松本城」周辺の市街地を歩くと、城の東方から南方にかけて井戸や湧水の看板を見ることができる。松本城近くの至る所には水路が張り巡らされ、水路を覗くとニジマスが泳いでいる。環境省が実施した名水百選選抜総選挙で第3位、平成の名水100選にも選ばれている「まつもと城下町湧水群」(1位は安曇野市「安曇野わさび田湧水群」)だ。美ヶ原など周辺の山々の伏流水が地下に豊富に蓄えられ、地上に湧き出している。























