『ミス・アース』は、世界4大ミスコンに数えられる。三好不動産が設立した社団法人主催のその福岡大会で〝グランプリ〟の輝きに包まれ、「念願の目標が叶って本当にうれしい」と、しとやかにほほ笑む。
いつかは――。内に秘めてこれまで踏み出せずに「モデルさんになりたい」と夢見て、多くの時間を過ごした。習ってきたクラシックバレエでも、自分の気持ちのすべてを表現はできない。幼少の頃から、いつも「良い子でいなければ」と気持ちを抑えてもきた。受験勉強、工学系の大学での忙しい今を送りながらも、「何か、物足りない」。揺れる想いが募る。その日々の中で、永く地元・福岡で健やかながら大人しく物静かに育ってきた自分にも、大きな転機が訪れる。
同じ福岡選出で、前回の日本代表となった斎藤恭代さんの活躍が目に留まる。心が動いた。その姿が自分の「憧れの存在になって」、出場の気持ちを強く後押しした。「人生を変えるきっかけにしたい」と望んできた〝夢〟への道程に向け、コンテストに初めて応募する。審査会場には母親が駆けつけてくれた。その暖かな気持ちが緊張するスピーチでも勇気を生み、ステージに臨めた。披露できた自然体の自分がいた。























