賃料緩やかな上昇続く 7月の都心5区ビル市況
住宅新報 2018年7月24日 号 3面
三幸エステートの7月・大規模ビル市況によると、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)における募集賃料(共益費込み、坪当たり)は、前月比31円上昇して2万8239円となった。同賃料を前年同月比で見た場合、13年9月以降はほぼ一貫してプラスで推移し、緩やかだが息の長い上昇サイクルが継続。低物価・低金利が続く「適温経済」の景況感を反映する結果となった。
空室率は0.96%(前月比1ポイント減)で、1994年1月の統計開始以来の最低値を4カ月連続で更新した。現空面積は、5万3951坪。7月の「msb Tamachi田町ステーションタワーS」に続いて「日本橋高島屋三井ビルディング」がほぼ満室で竣工し、オフィス需要はいまだ旺盛であることが示された。来年竣工予定のビルもテナント誘致が順調に進み、新築ビルへの移転に伴う二次空室も想定したほどに顕在化していない。当面、空室率は低水準で推移する可能性が高い。
6大都市の空室率と主要駅前地区の賃料は、次の通り。東京23区1.2%(前月比0.1ポイント減)、丸の内4万360円▽札幌市1.8%(同0.1ポイント減)、札幌南口1万4159円▽仙台市5.1%(同増減なし)、駅前本町1万4329円▽名古屋市2.5%(同0.1ポイント減)、名駅1万7205円▽大阪市2.0%(同増減なし)、梅田・堂島・中之島1万9751円▽福岡市1.5%(同0.1ポイント増)、天神1万5608円。






















