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スタンダード会員限定一般財団法人日本不動産研究所(9) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 三重県伊賀市 「忍者発祥の地」で松尾芭蕉の生誕地 「観光」軸にまちブランド化

総合
  • まちを象徴する伊賀上野城

    1 / 4まちを象徴する伊賀上野城

城下町と宿場町

 伊賀市は、三重県北西の内陸部に位置する人口約9万2千人の市である。古くは豊臣秀吉の家臣であった筒井貞次によって築城され、伊賀・伊勢の地に転封となった藤堂高虎によって拡張改修された伊賀上野城の城下町として、また、交通の要衝であったため宿場町としても栄えた。市中心部には城下町、宿場町としての面影を残す古い建物が多く、その街並みには落ち着いた風情が漂う。

 そんな歴史のまち伊賀市だが、現在は多くの地方都市と同様、出生率の低下と大都市圏への人口流出による人口減少と高齢化の問題に直面している。三重県全体でも人口減少と高齢化が進んでいるが、伊賀市のそれらのスピードは県の平均を上回っている。こうした状況下、伊賀市は17年3月31日、「伊賀市シティプロモーション指針」を策定した。この中で伊賀市は人口減少社会における持続可能なまちづくりを標榜し、そのために「観光」を軸としたまち全体のブランド化に重点的に取り組む方針を示している。

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