「災害などに脅かされず安心・安全に暮らせる、という当たり前のことを当たり前にできる世の中をつくりたい。そのために幅広い分野の最前線で貢献できる場所が、国土交通省だと思った」
国家公務員、そして国交省という道を選んだ動機について、真摯な表情で語る。
配属先は海事局総務課法規係。元々乗り物や運輸系の分野に興味があり、特に輸送の大動脈でもある船舶と関わる海事局は、「志望部署の一つだったので、希望が叶った」と笑顔を見せる。今はまだ研修が中心で実務にはあまり携わってはいないものの、「とにかく色々なことにチャレンジしていきたい。先輩の方々はもちろん指導してくれるが、まず自分から能動的に動いて体験してみないと何事も分からない」と意欲を燃やす。
自身の強みを問われ、「目標を立ててそれに向かって努力する力」と話す。大阪大学法学部から京都大学公共政策大学院へと進み、公共政策全般についての勉学に励む一方、小学校から続けている柔道は二段の腕前。まさに文武両道の努力家だ。がっしりとした体格に爽やかな笑顔の好青年ながら、「柔道の大会などでも、一度敗れた相手には二度と負けたくなくて努力した」という負けず嫌いの一面も。
昨今、文書管理の問題や不適切な行動など、中央官庁や官僚を取り巻く環境は厳しい面もある。そんな風潮に対し、「官僚と一口に言っても、実際には色々な人がいる。それを『官僚』とひとくくりにして批判するというのは、少し違うのではないか」と疑問を呈する。とはいえ、まずは与えられた業務と真剣に向かい合い、「誠実に励んで、国民の方々からの信頼を獲得していきたい」と前を向く。国家の未来を担う若者の一人として、既にその広い背中には国民の安心・安全という大きな責任と期待を背負っている。大阪府大東市出身。 (佐藤順真)























