石橋を叩き過ぎる姉、周りを見て最適解を導く妹と仙台で育ち、何も考えずに走ってみては、ポチャンと落ちてしまうタイプだが、「また、頑張るからいいや」。失敗との〝出会い〟も貴重と考えるポジティブ思考だ。
秋田の学窓を出てCHINTAIに入社するが、感性で生きてきた自分に営業回りは一向に芽が出ずじまい。次の所属で「物件検索は便利だけれど、単に〝徒歩何分圏内〟では機械的。逆の意味で選択肢を狭めてしまうのかも。その人が〝一番心地よい〟と思える暮らしに出会えているのかな」と湧き出た疑問。答えを見いだすために5年前、ウェブマガジン『ハレット』を社内で立ち上げた。
情報の発信を始めたのには、子供時代に夢中だった〝家族新聞〟づくりに原体験がある。「自分のフィルターを通して何かを伝えた時、誰かに感動され、面白いと言ってもらえることがすごくうれしかった」。だから今や新たな取り組みで、鎌倉・腰越の地にスタッフたちの想いを結実させた第1号宿泊施設『ハレット・ハウス』を開設した。「名前すら知らないまちでも、暮らすような日々をそこで過ごせば、きっとたくさんの人や地域の魅力に出会えてもらえるはず」。ウェブからリアルな世界にも踏み出し始めた。























