知って得する建物の豆知識 232 北欧の巨匠アールト 人間味あるデザインが魅力 フィンランドでモダニズムを開花
住宅新報 2018年3月6日 号 8面
連載: 知って得する建物の豆知識

フィンランディアホール
1900年代前半、北欧諸国では巨匠と呼ばれる建築家を多く輩出しました。デンマークのヤコブセン、スウェーデンのアスプルンド、フィンランドのアールトやサーリネン父子などです。のちに北欧の巨匠たちは工芸運動が終焉を迎え、インターナショナルスタイルが拡大する時代に活躍し「ノルディックスタイル」という世界的なデザインのトレンドをつくり出しました。
1900年初頭のヨーロッパは産業革命が終わり、飛躍的に工業製品の生産力が高まっていた時代です。古典的で装飾過多なクラシックからモダンへ移行する時期でした。しかし、実際の製品は古典的な装飾を単に工業製品にしているだけで、デザインという意識はなく、巷には粗悪なデザインの製品であふれていました。
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