一般財団法人日本不動産研究所(37) 全国市街地の変遷 ――昭和の記憶から次代へ 宮城県石巻市・震災復旧の「発展期」段階に JR石巻駅中心に新生市街地整備へ 行政機能と商業集積図る
住宅新報 2018年2月6日 号 12面
連載: 全国市街地の変遷
石巻市は、宮城県北東部に位置する県内第2位の都市である。江戸時代より河川交通と海運との結節点である交易都市として繁栄した。
現在の中心市街地は、明治期に官衙地区が形成されたことにより市街地として発展、1925(大正14)年のJR仙石線開通により商店が立地し、近代化が進んだ。戦後の復興を経て、昭和中期には、石巻駅の南側から北上川方面へ延びる「立町大通」にアーケードが設置され、裏通りの「橋通り」と並んで商店街を形成し、中心市街地は絶頂期を迎えた。しかし、モータリゼーションの普及による郊外大型店の出店、新興住宅地である蛇田地区への人口の流出・高齢化により中心市街地の衰退が進行し、商業の中心は郊外へと移行する。
中心部の衰退と震災























