ホームインスペクション(住宅診断)業務の提供実績が17年末で4万件を超えた。宅建業法の改正によって4月からインスペクションが重要事項説明の項目となり、「動きの鈍かった市場を活性化させ、中古住宅の良いイメージが高まる一歩になる」と期待を寄せる。
そもそも、自身のさくら事務所との関わりは、外部コンサルタントとして仕事を受けたことが始まりだった。社長職となった今でも、フルフレックスやリモートワークなどの新しい働き方を模索し、女性の活躍を支える。振り返れば、日本ホームインスペクターズ協会設立への参画や市場環境の醸成、資格者の育成に尽力してきた。現在、業界構造の中で頑としていた巨石が動き、かつてないスピードの川の流れを感じていて、インスペクション普及の大きな変化と自身の職責の移り変わりが重なる。
以前ならば、これほどまでにインスペクションが注目されるとは思われてなく、「業界の中で問題意識を持つ有志の〝サムライ〟たちが集まり、制度の普及に努めていた」という創成期の渦中にあった。ゆえに、この数年の認知度の高まりは、感慨深い。信頼に足る住宅状況の基準が可視化され、安心して住まいを購入できる環境になればと願う。























