地面師などの詐欺集団から業界を守る 宅建業者は何を知っておくべきか(上) 相手はだましのプロ 真の所有者が前面に立たない取引に注意
住宅新報 2017年10月10日 号 3面

事例1と2の関係図
一般に「地面師」とは、他人の土地の所有者になりすまし、土地代金を詐取する者で、通常は集団で行うことが多いと言われています(警察関係者)。そのため、それらの地面師グループのことを別名「役者集団」とも言っていますが(警察関係者)、ある法律関係者は彼らの行動や手口について、それは極めて芸術的だとも言っています。それだけだまし方(取引方法)や演技がもっともらしく、一般人を信用させるものだということでしょう。
「地面師」グループは不動産取引のプロではありませんが、プロ以上のだましのテクニック(取引方法)を持っていて、不動産取引のプロである宅建業者をだますだけの不動産取引の「盲点」を知っています。それは次の事例1~4のような、いずれも真の所有者が契約の前面に立たない取引です。したがって、そのような取引を行う場合に、取引の関係者が所有者(売主ではない)との面談・確認を断るようなときは、取引を中止すべきか、後日に改めるべきです。
(1)事例1=「他人の権利の売買」のケース






















