明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第201回 伝統家屋の魅力 職人技量で建築に芸術性 武田亜輝士 不動産学部3年
住宅新報 2017年9月19日 号 4面
【学生の目】
浦安の市街地を歩いていると、目にすることが少なくなった伝統的な日本家屋を見つけた。立派な松の木が玄関の位置を示している。下見板張りの外壁と銅製の雨樋(あまどい)がレトロな木造家屋だ。平側と妻側に付けられて重厚な印象を与える入母屋の屋根、下見板の水平線と直行する縦の押縁が作り出す格子状のラインのおしゃれな印象、木製建具の暖かさなど、全体のデザインと凝ったディテールのバランスがよい。
職人の技量の高さが建築に芸術性を持たせることを示している。最近ではコストダウンを追求し、デザイン性を犠牲にしてでも安く仕上げる住宅も少なくない。そのような住宅街の一角に、優れた造形美をもつ伝統的な住宅があり、使い続けられていることに二重の魅力を感じる。























