明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第200回 内藤希 不動産学部3年 ショートケーキハウス 街が楽しくなるデザイン
住宅新報 2017年9月12日 号 4面
【学生の目】
様々な形式の住宅が立ち並ぶ戸建て住宅街で写真の建物に目を引かれた。周辺にある住宅と比べて「かわいらしさ」が目立つ。横に長い庇(ひさし)の水平線が特徴的な日本の伝統的家屋(佐藤寿哉「不動産の不思議第102回」15年9月29日号)とは対象的に、縦に伸びる垂直線が強調されている。また窓に庇がない点や仕上げ材の様子は最近では一般的(森田愛理「不動産の不思議第93回」15年7月21日号)なものだが、まとまりのあるデザインが目を引く。
素朴な材料を使いながら、コンパクトでかわいい感じのまとまりをもつ住宅をショートケーキハウスということがある。リゾート地のペンションで、日本の建物とは異なる非日常的なメルヘンを演出することをねらってアーリーアメリカン様式が採用され、次第に住宅に拡大していったといわれている。色彩にも特徴があり、外壁は白やパステルカラーが多く用いられる。色が自由になる塗り壁が多いことが背景にある。























