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スタンダード会員限定一般財団法人日本不動産研究所(15) 全国市街地の変遷 ――昭和の記憶から次代へ 三重県四日市市・変化を続ける工業都市 臨海部中心から内陸部の先端型産業へ 公害教訓に環境技術発信

住宅新報 2017年8月29日 号 14面

連載: 全国市街地の変遷

総合
  • 四日市の代名詞でもある石油化学コンビナート

    1 / 2四日市の代名詞でもある石油化学コンビナート

45番目に市制施行

 「変化」をキーワードに四日市市をとりあげたい。古くは東海道五十三次の43番目の宿場町として栄えた四日市市は、三重県の北部に位置する県下最大の都市で、1897年に全国で45番目に市制を施行した。今年は市制120周年にあたる年で、各種イベントが企画されている。工業都市としてつとに有名だが、特にその名を全国的なものとしたのは公害問題だろう。

 明治時代には紡績や製油、その後紡績産業が発達、戦時下では軍需工業も盛んとなったが、終戦後は石油化学コンビナートが建設され、市の産業の中心となる。コンビナートの稼働に伴い、大気汚染・水質汚濁の問題が発生、特にぜんそく症状を訴える人々が増え、後に「四日市ぜんそく」といわれる公害病として社会問題化することとなる。

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