空調機メーカー大手の富士通ゼネラルで、13年に発売されたエアコンの高性能商品「ノクリアXシリーズ」の企画・開発に、チームの中心人物として携わった。「開発はチームで行うもの。自分一人では何もできない」と話すが、同シリーズ最大の特徴である「デュアルブラスター」は、自身の試行錯誤の末にたどり着いた世界初のシステムだ。
同システムは、両サイドに搭載したファンが室温の風を送ることで、冷風が身体に直接当たりにくく、ムラの少ない冷房効果を実現したもの。他に類を見ない発想で、「これまで手掛けてきた中で、最も大きな仕事だった」と胸を張る。
この画期的なアイデアの原点は、10年に全国を襲った記録的な猛暑だ。「人工的な冷風が嫌い」とエアコンを使用せず、屋内で熱中症に倒れた高齢者が続出。























