明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第197回 ガラスの塀 雰囲気を上品にする効果も 武田亜輝士 不動産学部3年
住宅新報 2017年8月22日 号 4面
【学生の目】
塀は最も外側にあって内部を守る点で、「住宅の鎧」である。また、内部と外部が共生するための工夫には伝統が生きている(染谷洋樹「不動産の不思議第13回」13年12月17日号)。塀の役割はまず、所有や利用の境界を示して区画することである。次に、目隠しとして内部のプライバシーを守ることである。さらに、格式や威厳を示す役割を担うこともある。
これまで塀は門と一体的に造ることが多かったが、最近の都市部の新築住宅では門を設けるほどの広い敷地が少なく、塀だけの家も多く見受けられる。さらに塀も設けないオープン外構の住宅も増えている(高橋渓「不動産の不思議第32回」14年5月6日号)。格式や威厳を示す点では門の方がより重要で、「門構え」で住宅が判断されてきたが、最近では「塀構え」や「庭構え」が住宅のイメージを演出するようになっている。























