国土政策局では、対流促進型国家を目指す「住み続けられる国土専門委員会」で、裏方としてまとめ役を務めている。「何をもって、住み続けられるとするのか。定義自体から、そもそも難しい仕事」と語る。
それも、この5月には、中間のとりまとめにまで、こぎつけた。集落から大都市まで広がりを有する国土の中で、その関係性までを解きほぐしながら、世代を超えて住み続けられる土地について、考える。16年3月までは都市局都市政策課都市再構築政策室に勤務。そこから現在の部署に異動となったが「とにかく扱う範囲の広さに、苦労した」。
97年に都市土木における初めての女性技術職員として建設省に入省した。元々は建築志望だったが、それが土木へと変わったきっかけは、学生の時にバックパッカーとしてヨーロッパ諸国の都市を見て回った体験だった。「スイス、フランス、ドイツ、スペイン、オーストリアを回った。この美しい景観の形成は建築家がこなせる範囲の仕事ではない、と思った。何か都市としてのルールがあるに違いない、と考えた」。























