空き家という「社会問題」を問う(下) 比較・再検証の現場から 多角的な視点で議論を
住宅新報 2017年8月15日 号 1面

居住地近隣での空き家に関する認知調査結果
宗所長は日本建築学会に投稿した論文で、空き家の軒数を各自治体の実態調査や独自のデータと比較し、「住調の数字は過大に算出されている可能性が高い」と指摘する。そして、もし空き家が全くなければ引っ越しもままならず、ある程度の空き家は適正な社会インフラともいえる。
更に、「そもそも空き家は何が問題なのか」という部分についても宗所長は踏み込んでいる。例えば、同研究所が13年に行った「空き家・空き地に関する生活者調査」(表)によれば、居住地近隣での空き家の「外部不経済性認知」は、戸建て空き家で「雑草繁茂」が20.8%と高めなものの、それ以外の項目では軒並み10%以下だ。
問題はむしろ空き地






















