都市を集約 「コンパクト+ネットワーク」 未来のまちづくりを探る(上)
住宅新報 2017年7月4日 号 1面

国土交通省HPより
コンパクトシティとは、都市計画や街づくりのあり方を示すもの。都市の郊外化・スプロール化を抑制し、市街地のスケールを小さく保つ。住宅、職場、店舗、病院など、生活に必要な機能を中心部に集め、車に頼らず公共交通機関を用いる。あるいは徒歩で暮らせる街にする。都市交通政策では、これまで触れられなかった自転車も有用になる。
振興住宅地や郊外の大型店舗に頼る、これまでの開発パターンが、活気あふれる商店街をシャッター通りにした。車を持たない高齢者は孤立した。現在では高齢者の運転が社会問題化しつつある。
コンパクトシティは、70年代にアメリカで「ニューアーバニズム」として提唱され、90年代にはEU諸国が推進した。持続可能な都市計画に則り、公共交通網を設け、郊外の開発を抑える。その結果、発展した町の事例も多いという。しかしながら、国土交通省都市局都市計画課の中川哲宏企画専門官は「コンパクトシティは一概に定義付けできるものではない。特にヨーロッパでは人口減少が前提とされたものではない」と言う。人口減少への対応に迫られた日本とは対照的だ。


























