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スタンダード会員限定一般財団法人日本不動産研究所(1) 全国市街地の変遷 ――昭和の記憶~次代へ 発展の原動力は今後も「銅山開発スピリッツ」 貴重な産業遺産を生かす 愛媛県新居浜市 別子銅山で発展する工業都市

住宅新報 2017年5月16日 号 14面

連載: 全国市街地の変遷

総合
  • マイントピア別子の入り口

    1 / 5マイントピア別子の入り口

東洋の「マチュピチュ」

 日本三大銅山の一つ別子銅山は元禄3年(1690年)に発見され、以来昭和48年(1973年)に閉山するまで江戸、明治、大正、昭和の283年にわたり、海抜約1200メートルの地点から採掘を開始し、最後は海抜マイナス約1000メートルまで掘り、銅を産出した。開坑から閉山まで一貫して住友が経営した、世界でも例のない銅山であるため、貴重な産業遺産や資料などが数多く残っている。

 元禄3年泉屋(住友の家号)により現在の旧別子山村の山中から始まり、鉱石の運搬も牛車から、明治26年には日本初の鉱山鉄道へと変化した。採鉱本部も大正5年、別子から東平へ移り、学校、病院、劇場等々からなる人口2700人の天空の町が栄えた。昭和43年すべての建物は撤去され森へと化したが、貯蔵庫跡など産業遺産が数多く残り、東洋のマチュピチュ「マイントピア別子、東平(とおなる)ゾーン」として観光施設となっている。

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