明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第178回 お洒落な隠れ家 敷地条件を克服した感性と力量 西川美波 不動産学部3年
住宅新報 2017年4月4日 号 4面
【学生の目】
住宅地の北東の隅にある一軒の建物に目を奪われた。直角に曲がる道路の外側に位置する敷地に建つ住宅だ。よく見ると接道長さ3メートル程度の路地状敷地だ。計画的に開発され、碁盤の目のように整然とした道路に沿って整った形状の敷地が並ぶ住宅地の中で例外的に接道条件が悪い。一方で建物はとても個性的だ。二つの意外さが重なることが目を奪われた理由のようだ。
まず、計画的に開発した住宅地に、接道条件が悪い敷地があるのはなぜか。一定規模以上の住宅地開発では、住宅地にまとまりを持たせる、外周道路の景観を整える、外周道路からの安全を保つため、外周道路に面する最も外側の住宅について、外周道路から出入りさせず、あえて住宅地内の道路から出入りする区画割りとすることがある。道路率は高くなるが、景観や安全に配慮したグレードの高い住宅地開発となる。























