明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第177回 木造の公共建築物 バスターミナルは象徴的 佐藤寿哉 不動産学部2年
住宅新報 2017年3月28日 号 4面
【学生の目】
出身地の秋田県は林業が盛んで、日本三大美林のひとつで知られる秋田杉を用いた木造建築物がたくさんある。正月休みに帰省した際、秋田杉を用いた建築物として知られるJR秋田駅西口にあるバスターミナルを訪れた。
木造建築物がバスターミナルに用いられる背景として、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」がある。木材の需要を拡大して林業を活性化させ、あわせて山林の手入れが行き届くことを通じて、国土の防災を狙うものである。公共建築物を発注する際に木造とするよう指定して木造建築物の普及を促進し、やがて民間の建築物でも採用されるようになることを狙っている。秋田県も独自に「あきた県産材利用推進方針」を打ち出している。秋田杉という県の資産を使った建築物が、県の顔ともいえる秋田駅前にあることは、秋田県人としてうれしいことだ。























