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スタンダード会員限定国交省 不動産鑑定の利用者アンケート 依頼先は実績、経験を重視

住宅新報 2017年3月28日 号 3面

政策

 国土交通省土地・建設産業局地価調査課では、同懇談会を受けて不動産鑑定評価についての「依頼者・利用者向けアンケート」をまとめている。不動産鑑定を依頼する側と、鑑定評価書を利用する側の両者から目的やメリット、デメリットなどを聞いた。不動産の購入・売却、担保価値の査定、不動産証券化、用地補償、財務諸表作成、資産の評価といった目的で鑑定評価を利用した金融関係、不動産・建設業、専門サービス業、国・地方公共団体等から集まった1560の回答をまとめた。

 まず、依頼先(鑑定業者・鑑定士)の選定においては、実績・経験、専門性、鑑定評価書の品質を重視している実態が分かった。依頼側のメリットには、中立的な立場からの第三者意見、鑑定評価書に信用力がある、不動産の経済価値が分かる――といった意見が多かった。一方、鑑定評価に時間がかかる、鑑定評価の報酬金額の相場感が分からないという回答も多いほか、依頼に必要な資料の用意に手間がかかるという意見が金融関係で多く見受けられた。

 また利用者側からも、依頼者にとって都合のよい鑑定評価額となっている可能性も否定できない、どのような設定条件での評価か分かりにくい、鑑定業者によって、鑑定評価書の様式にばらつきがあるといった回答が多く挙げられた。更に、鑑定評価書の依頼者・利用者向けの解説書等の作成を求める意見や、鑑定評価結果の説明責任の強化などを求める指摘もあった。

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