一般財団法人日本不動産研究所 地域再生とまちづくり ――各都市が目指すものは <第41回> 茨城県常陸太田市・県北地域の核を目指して 自然と歴史、文化生かす 農業の体験型観光施設も
住宅新報 2017年3月21日 号 12面
深刻な少子・高齢化
常陸太田市は、茨城県の北東部にあって県都水戸から約20キロ、東京から約120キロ圏に位置する。古くは、縄文・弥生時代から地域の中心として栄え、平安時代の末から約470年間は常陸の豪族佐竹氏の本拠地として繁栄した。江戸時代に入ると、徳川光圀公が晩年を過ごした西山荘や水戸徳川家歴代藩主の墓所である瑞竜山などに代表されるように水戸藩領地として発展し、明治時代には郡役所の設置や棚倉街道の商業中心都市として繁栄してきた。
近年では、北部は阿武隈山系の丘陵地、南部は平たんな町並みや水田地帯が広がり、農業・林業を主な産業として周辺農村地域の中心的役割を果たしているものの、常陸太田市の地価の推移をみると、長引く地方経済の衰退を背景に大幅な下落が続いている。























