明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第169回 錆びた階段 利用者優先の考え方が基本 田向雄一 不動産学部4年
住宅新報 2017年1月31日 号 4面
【学生の目】
最近は超高層マンションが増えたが、以前そして今でも、片廊下型で版状の高層マンションが日本の集合住宅の代表である。片廊下はほぼ例外なく外廊下で、外廊下には外階段が付く。そんな建物を多く見てきたが、オブジェのような外階段が並ぶ写真のマンションに驚いた。
まず、外廊下や外階段が多い理由を調べた。外廊下は第一に、床面積に入らず、基準容積率の中で少しでも分譲面積や賃貸面積を広くして事業性を高めたい開発側のニーズに合う。第二に、工事費を安くできる。片側が手すりで、壁に比べて工事量を少なくできるからだ。第三に、居室の採光に好都合である。3LDKなどでは、外廊下側にも居室を配置することが多い。居室の採光確保には手摺り越しに採光できる外廊下がよい。























