人の口に戸は立てられぬ 松岡英雄 新住まいのことわざ(85)
住宅新報 2011年10月4日 号 24面
福岡市の市民グループの団体が福島県の農産品を市内で販売しようと出店計画を発表したところ、福島県からのトラックが市内に乗り入れることに反対するメールや電話が相次いだため出店を諦めたという。
京都市の大文字保存会が五山送り火のひとつ「大文字」の護摩木として陸前高田市の景勝地「高田松原」の松を使う計画をしたところ、放射能汚染を不安視する声が寄せられたため使用を中止したという。
今から10年ほど前、国土交通省にある対策室が新設されることになった時、発令の数日前に初代室長の氏名、写真入りの記事が業界紙に掲載された。情報源は初代室長になるはずの本人のようだった。すでに内定していたのかもしれない。しかし、現実には、別の人が発令された。その記事のせいだともっぱらの噂だった。口は災いの元である。自分の口にも戸を立てないといけない。






















