空家・空地管理センターを立ち上げて3年。ほかにも関連として、北斗アセットマネジメントと北斗ソリューションズの代表取締役を務める。「工夫をしながら、仕事を進めることが大切だと思っている。不動産業でも、それを心掛けたい」と語る。お父さんの影響ですか、と尋ねると、はにかみながら否定するが、どことなくうれしそうな笑みを浮かべる。仲の良い親子関係を連想させる屈託のない笑顔には、若さが溢れる。まだ、32歳。
両親は、沖縄宮古島の出身。沖縄の本土復帰直後に上京して、不動産業の道へ。その息子は、いつかは故郷の宮古島でホテルを建てたいという夢を持つ。「実は一度、既に挫折した。3000坪の土地に開発許可も建築確認も取れて、設計士や施行士も手配を終えていた矢先に融資が途絶えた」。リーマンショックの遅れた余波が原因だった。
しかし、まだあきらめてはいない。数年後にヴァケーションレンタルを考えているという。「建物は植物という要素を含めると、価値が上がる。1万8000本の木を植えて〝人工の原生林〟という環境の中に平屋にプール付きを5、6棟。分譲にして、オーナーさんから借り受ける形にして賃貸を請け負う。一棟くらいは持っていてもいいかな」。夢を語る口調は、徐々に熱を帯びていく。























