「コア」というのは「核」という意味です。建築的には建物の中核に当たる部分を指し、具体的には垂直系の設備機器や配管類、構造体を一箇所に集中して設けたものをコアシステムと呼びます。
コアシステムのメリットは、設備的に集中しているため配管が短くなりコストダウンできること、動線がフロアの中心から発生するので効率がよいことなどです。また、垂直系シャフトと構造体を一体化することで収益部分の構造体負担が小さくなり、構造体面積が少なくなると同時に、建物の外周部分が軽量化できるため採光効率が上がり、レンタブル比の向上にも貢献します。
レンタブル比とは延床面積に占める収益部分の比率のことで「賃貸可能面積」÷「延床面積」で計算します。レンタブル比80%の場合、延床面積が100坪では80坪が収益部分となります。この比率は数値の小さな差異であっても長期間には大きな金額になるため、ビル設計では最も重要な指標の一つです。一般的には65~85%とされます。























