一般財団法人日本不動産研究所 地域再生とまちづくり ――各都市が目指すものは <第7回> 佐賀県小城市・旧来の中心部再形成への試み 駅瓦復元から大学誘致まで 定着、循環型シティ着実に
住宅新報 2016年7月12日 号 12面
都市機能の郊外化
佐賀県は佐賀市を中心に東西で少子高齢化への関心に温度差がある。これには地理的関係が大きく影響しており、一般に福岡・久留米方面に近い東側市町の人口は微増減に留まる一方で、西側に位置する市町は人口減少の影響が目立ってきているためである。
佐賀市の西に位置する小城市は「佐賀の小京都」と呼ばれ、かつて鍋島藩の藩邸を中心に、武家屋敷が立ち並んだ歴史ある町である。また、小城は交通の要衝であることから、肥前の産業ネットワークの中心地としても栄えた。しかし、近年は高度経済成長に伴うモータリゼーションの進展などにより人口や各種都市機能が郊外へ広がっており、旧来の中心市街地はまちの「顔」としての求心力を急速に失っている。























