住宅建築には多くの部品や部材が使われます。その種類はおよそ2万点といわれます。エアコンや照明器具のような工業部品もあれば構造材のような天然素材としての木材もあります。照明器具やエアコンのようなコンポーネント部品の交換は容易ですが、躯体のメンテナンスや補修工事が大がかりで費用もかさみます。そこで、部材の取り付けには「目地(めじ)」を設けて、耐久性を上げるように工夫します。
磁器質で硬いタイルを直に連続させると熱による伸縮で割れる恐れがあり、隙間から雨水等が浸透して下地を痛め、剥離につながります。これを防止するためにモルタルや伸縮性の接着剤をタイルの隙間に詰めて、防水性と熱変形を逃がすわけです。ちなみに、タイルを貼る場合には「タイル割り」という作業が必要です。タイルの寸法+目地を計算して半端がないようにキチンと割り付ける作業です。
構造的な目地が必要なケースもあります。例えばコンクリート構造で「コ」の字のような塀を考えた場合、コーナー部には地震時などに大きな力がかかり、クラックなどの原因となるため、適当な場所にスリットを入れて力を逃がす必要があります。これを「縁を切る」と言いますが、これも目地の一つで、大がかりなものがエキスパンションジョイントです。























