武蔵野の経営サポート 成功の秘訣に迫る 会社全体に一体感、規律も
住宅新報 2016年6月28日 号 10面
武蔵野の経営サポートを取り入れ、倒産の危機から一転、飛躍的な成長を遂げたアドレス。「環境整備」の実施、全従業員による「経営計画」の共有が順調に進んでいった。
だが、そんな折に発生したのが東日本大震災。アドレスの拠点である福島県は一気に混乱に陥り、「不動産需要」が激減したのは言うまでもない。「今後どうなるのか、本当に分からない状況だった」と語る高尾昇社長だが、どうせ売り上げが伸びないのであれば、困っている人たちに住宅や事務所を無償提供し、〝地域企業〟の役目を果たそうと考えた。
明確な戦略があったわけではないが、震災の混乱がおさまってきた頃に回復してきた不動産需要が、アドレスのもとに多く集まることとなった。「本当に困っている時に、よくやってくれた不動産会社」といった評判が上がっていたためだ。「これでもか、というくらいお仕事をいただくことができた」(高尾社長)。この前代未聞の外的要因による危機にも負けなかったアドレス。それは、「環境整備」と「経営計画書」による会社全体の一体感があったからに他ならない。「高尾社長なら何とかしてくれる」「アドレスなら大丈夫」と、従業員全員が信じ、行動していった賜物と言える。























