ニュースが分かる! Q&A マンション市場に好転の兆し? 低水準のローン金利が後押し
住宅新報 2016年5月31日 号 14面
連載: ニュースが分かる!Q&A

住宅ローン金利の更なる低水準がマンション市場の回復を後押しすると期待されている
次郎 父さん、おはよう。ゴールデンウイークも終わり、間もなく今年も折り返しを迎えるよ。この上半期、どうだった? 父さんの生活は?
父親 次郎、相変わらずしっかりしているというか、大学生らしくない発言だな。
次郎 まぁ、僕らの生活云々よりも、マンション市場について語ろうよ。
父親 何だ、いきなり。
次郎 いやね、今年のゴールデンウイークのマンション市況は好調で、「市場全体が良い方向に向かい始めているのではないか」といった声が上がっているんだ。
父親 そうなのか? いいことじゃないか。昨年夏頃から、市場全体に冷え込みが見られていたからな。
次郎 そうだよね。マイナス金利政策により、低水準だった住宅ローン金利に更なる拍車がかかったことが大きく影響しているようだよ。一般消費者の購入マインドが上向いているようだ。
父親 ローン金利が下がれば当然利息が減るので、それだけ返済比率は下がるもんな。
次郎 うん。買いやすくはなるよね、当然。
父親 ところで次郎、マンションの売れ行きや人気に、鉄道路線の影響が強く関わっていることを知っているかい?
次郎 知ってるよ。当たり前じゃん。
父親 あっ、当たり前ですか。
次郎 世の中で頑張っていらっしゃるサラリーマンの方々にとって、通勤時間の混雑具合はとても重要だよね。沿線に人が集まれば混雑するのは当然で、私鉄を中心に沿線開発による住民増を行ってきたけれども、その分だけ輸送能力を向上させる努力も必要だよね。「混雑で通勤がとても大変だ」となると、それだけ沿線(路線)の評判も下がるから。
父親 まぁ、でもこれだけ東京に人が集まると混雑もするさ。
次郎 まあね。でも、混雑を少しでも緩和させ、時間を短縮させる努力は、今以上に鉄道会社に求められるだろうね。
父親 確かに、昔の「ブランドイメージ」が通用する時代ではなくなってきたからな。
次郎 そうだね。マンションコンサル事業のトータルブレインが「沿線力」という言葉を使っているけど、沿線力の高さを測る指標の大きな一つに「都心へのアクセス性」を挙げている。
父親 東京駅や大手町などへのアクセスか?
次郎 そうだね。丸の内、日本橋、銀座、新橋、品川などもね。
父親 こういった都心へのアクセスが良好なら、言うことなしだよな。
次郎 当然、乗り入れや乗り継ぎでもいいんだ。その乗り継ぎなどが、スムーズにいくかどうかが重要らしいけど。
父親 最近、上野・東京ラインの開通により、浦和や赤羽の人気が大きく高まったようだぞ。
次郎 東京駅までダイレクトアクセスである魅力は、本当に大きいようだね。
父親 更に、上野の次の駅である尾久も、どんどん人気が高まっているようだ。
次郎 これからの「立地戦略」において、「都心への良好なダイレクトアクセス」の重要性はますます高まるだろうね。






















