地域の資産、京町家を再生 フラットエージェンシー ■上 家賃前払いで改修費捻出 所有者納得しやすい新手法
住宅新報 2016年5月24日 号 13面
国内外の観光客で賑わう京都。伝統構法で建てられた「京町家」の街並みが京都の魅力の一つである。町家の保全・活用が課題となる中、地元密着の不動産会社、フラットエージェンシー(京都市、吉田創一社長)は新たな提案で再生に取り組んでいる。
ポイントは2つ。1つは、再生の壁となりがちな改修費を、同社が所有者に一括前払いする賃料でまかなう点。もう1つは、「地域活性」と「若手起業家支援」をコンセプトに、複数の用途を組み合わせたことだ。
4月下旬、京都市内の北大路堀川交差点近くに立地する築80年の町家を1階は飲食店「日本酒バル」、2階はゲストハウスへと再生した。延べ床面積は約90m2。1階は、自分で飲食店を経営したいと望む若い起業家に賃貸。2階のゲストハウスは同社が簡易宿所の認可を取得し、運営する。長年にわたり空き家に悩んでいた所有者から相談を受けたものだ。























