国交省 中古の長期優良認定、始動 7月以降 リフォーム費補助も
住宅新報 2016年5月17日 号 2面
国土交通省はこのほど、リフォームにより質を向上させる住宅を対象とする長期優良住宅認定制度をスタートさせた。09年に新築向けに創設された、同制度のリフォーム版という位置づけだ。住宅の所有者または分譲事業者が所管行政庁に申請し、認定書が交付される。申請先は指定確認検査機関でも可。認定された住宅は16年度長期優良住宅化リフォーム推進事業(後述)の「S基準」に相当し、同事業に応募・採択されるとリフォーム費の補助が受けられる。
リフォームの前にはインスペクション(建物診断・検査)を行う。リフォーム後の性能項目は新築と同じで、劣化対策、耐震性、可変性、維持管理・更新の容易性、バリアフリー性、省エネルギー性、居住環境、住戸面積。各項目の認定基準は新築と異なり、中古の特性を踏まえて設定された。例えば、可変性は新築だと「躯体天井高さ2600ミリ」のみだが、リフォームは「居室天井高さ2400ミリ」も可。配管の設置を工夫して天井高さを確保する方法などが使えるようにしている。
国交省は今後、認定制度と長期優良リフォーム事業を両輪で推進していく考えだ。同事業の採択は7月上旬の予定。応募を視野に入れ、先に認定を申請し準備しておくこともできる。なお、同事業は今年度の途中から、S基準で応募する場合は認定の取得が要件となる見込み。


























