元慶応大学病院看護師で一級建築士。病院建築とマンション設計を得意とし、国内だけでなくアセアンでも実績を伸ばしている。
「昨年9月、ホテルと病院の一体開発のプランニングでベトナム・ホーチミン市を訪れたのがきっかけ。医療系大学などで、日本で看護師・介護士として働きたい学生が多くいて、人の交流もということになったのです」
そこで橋渡し役となるNPO法人Viva国際看護・介護協会を2月末に設立。具体的業務を行う会社も現地につくった。3月末には、グエンタットタイン大学と教育と日越友好のための提携を締結。最新式のマネキンなどの教材と、教育担当看護師の派遣も決めてきた。
「言葉の壁を乗り越えられるよう、日本語の理解とあいさつの仕方などの習慣から、更に日本の医療や介護水準に合わせた教育プログラムで優秀な人材を育てたい。そして日本に来てもらうときは、雇用する側とされる側のギャップが生まれないよう、しっかりとアフターフォローしていく態勢を整えていきます」
育った人材の第一陣は今秋にも来日してもらう予定だ。まず介護職を目指す10人程度を、来春には50人に拡大したいという。
戸倉さんは「眠っているナースを生かそう」という活動も展開中。現在、看護職に就いていない資格者は70万人。「勤務体系を柔軟にすれば、半分の35万人は看護師として働けるのでは。8時間労働ではなく、2時間単位で働ける形に。そして独立できる職業にしなければなりませんね」
目標は「人の健康と予防医療と幸せ」。何事も「端緒を切り開く」ことを使命とする。趣味は週1回の「美しく踊るスポーツ、ポールダンス」。インナーマッスルが鍛えられ、平衡感覚にもいいそうだ。福島県出身、53歳。 (柄澤浩)























