「営業マンの意識、心をまずはリノベーションすべき」。賃貸物件の空室対策に悩むクライアントへ投げかけた言葉だ。「いくらスペックをいいものにしても、その物件を案内する社員の心が健全でなければ入居者はなかなかつかない」。そのクライアント企業の「ハードワーク」により、社員が〝擦り減っていた〟状態だった。幾分極端な事例かも知れないが、会社は社員の力で成り立っていることを、クライアントに懸命に説明した。
このほど、営業マンを対象に〝仕事のあり方〟を指南する書籍「不動産の仕事」を上梓した。長年の経営コンサルの経験を基にしたものだ。小原さんは独立当初、リノベーション事業を展開してきたが、リーマンショックの影響などで18人いた社員が5人にまで減少。その過程の中で、社員のやる気、モチベーション、そして〝絆〟が会社の業績を向上させる何よりの原動力だと気付いた。
「この厳しい時代、『変わること』は重要。そのためには、まずはリーダーが変わらなければならない」。肩書きなど外して、オープンマインドになって社員と様々な話をすることが必要だという。「自分がどう思っているかを、まずはリーダーが自ら積極的に伝える。そういった中でお互いの心が分かり、理解し合い、ひいてはそれが信頼へとつながる」。業績がなかなか上がらない企業の特徴は、とにかく「会話」がないことだという。























