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スタンダード会員限定各社トップ入社訓示 将来担う人材、期待にじむ

住宅新報 2016年4月12日 号 9面

総合

まず「自立した個人」に

 菰田正信・三井不動産社長 皆さんに期待すること、心掛けてもらいたいことは次の5点。まず「自立した個人」になること。自立した個人として会社のビジョンに自らの志を重ね合わせ、自己実現を果たしてほしい。二つ目は「幅広い視野を持つ」こと。社内外・世代を問わず、人との交流、出会いを大切にし、物事を見る視野・人間の幅を外向き志向で広げてほしい。三つ目は「チャレンジスピリット」。四つ目は「健全な心身を保つ」こと。最後は「社会人としてのコモンセンスを持つ」ことだ。

人間力向上に注力を

 杉山博孝・三菱地所社長 仕事に取り組む上で、次の4点を大切にしてほしい。(1)インテグリティ・コンプライアンス。人材育成で注力していることは人間力の向上。そのベースとなるのが誠実、信頼だ。(2)チャレンジ志向・イノベーティブ。どんな時も新しい目線で物事を捉え、イノベーティブを起こし、チャレンジし続けること。そして(3)グローバル。東京の国際競争力を強化し、海外から人を呼び込む事業も非常に重要。(4)アズワンチーム。グループ各社で連携して本当によいものを創り上げることが大切だ。

柔軟で自由な発想で

 仁島浩順・住友不動産社長 今年は「第七次中期経営計画」スタートの年。当社はこれまで独自の発想・手法で成長・発展を遂げ、業界トップクラスの地位を築いてきた。今後の成長継続を確固たるものとするためにも、前例踏襲から脱却した新たな発想に基づいて、全社一丸となって取り組む必要がある。皆さんには、柔軟で自由な発想を、率直に提言してくれることを期待している。当社のモットーである「快活な気風」で一緒に頑張っていこう。

「高い志」を持って

 沓掛英二・野村不動産ホールディングス社長 当社グループは「将来に向かって独創的な不動産開発を進めるとともに、街づくりや住まい・不動産に関連するサービスやマネジメント分野を拡充させ、成長する」という進行形、発展途上の会社だ。ぜひ自ら自発的に考え行動し、会社と共に成長してほしい。一人ひとりが「高い志」をしっかり持って、社会人としての自らの人生を歩んでもらいたい。

質の高いサービスを

 佐久間一・東京建物社長 今年10月に創立120周年を迎える。大切なのは、創立者である安田善次郎が旨とした〝進取の精神〟を持ち続けること。新しいことにチャレンジすることを恐れないでほしい。我々は昨年、「次も選ばれる東京建物グループへ」をテーマに掲げた中期経営計画を発表した。お客様のあらゆるライフステージの中で常に質の高いサービスを提供していく。健康管理に留意するとともに、一人ひとりが人間の幅を広げ、成長していってほしい。

基本はフィールドワーク

 小野真路・三菱地所レジデンス社長 不動産の基本はフィールドワークだ。足で稼ぎなさい。街をよく見て、人がどう動いているかよく見ることを大切にしてほしい。その国、そのエリアの気候やライフスタイルなど様々な条件によって必要とされる住まいは異なる。我々の仕事は駅伝のようにバトンタッチ方式。思いを引き継いでつないでいく、その繰り返しだ。

心技体のバランスを

 山口陽・大京社長 皆さんにはこれから様々な成長の機会が巡ってくるが、機会を与えられるのを待つのではなく、自ら色々なことにチャレンジし、失敗を糧に成長してほしい。心身ともに健康を保ち、謙虚さや感謝といった人間力にも磨きをかけて、心技体のバランスがとれた社会人になってもらいたい。これからは「自分の考えをはっきりと言う」。そして「失敗を恐れず失敗から学ぶ」。この二つを胸に刻んでほしい。

森ビルらしく挑戦を

 辻慎吾・森ビル社長 皆さんは、東京と森ビルにとって極めて重要な年に入社した。チャレンジする舞台がたくさんあり、どんどん成長できる環境にある。あらゆるチャンスを生かし、森ビルの次代を担うリーダーとしてしっかりと育ってほしい。「本気で都市づくりをしたい、都市と関わりたい」と思う人にとって、森ビルの仕事は圧倒的に面白い。森ビルらしく挑戦し、共に成長し、皆で未来を築いていこう。

多彩な専門性を結集

 森章・森トラストグループ代表 技術大国と呼ばれてきた日本の産業再編を見ると、次代の産業・技術を見通した「選択と集中」の重要性が示唆されており、それは我々不動産業界でも同様と考える。皆さんは積極的に新しい世代の発想を事業につなげる自主性を持ち、個々人の能力向上とともに、同期との情報交換を密にし、多彩な専門性を結集してグループとして成果を挙げてもらうことを大いに期待している。 

「不易」の理解を

 辻範明・長谷工コーポレーション社長 今年の年頭、キーワードとして「不易流行」を掲げた。守るべき本質は変化させず、時代の要請には応えてやり方を変えていく。まさにこの考え方、この思いが長谷工の真の強さを作っていく。長谷工グループの先輩社員たちが築いてきたこと、長谷工の社員であれば誰でも知っていること、つまり「不易」をきちんと理解して、自分のものにしてほしい。

成功体験を積もう

 山代裕彦・三井不動産リアルティ社長 我々の事業フィールドは拡大している良質な住宅ストックで、更に成長が期待されている分野だ。フィービジネスの当社の成長戦略の要は人材だ。一人ひとりが成長戦略の要となっていくことに期待しているし、そのための投資は惜しまない。成長のためにはぜひ成功体験を積んでほしい。自分が仕事を通じて得るものは何か、必死に仕事をしてぜひつかみとってほしい。それは、皆さんの人生を更に豊かにし、後輩たちに経験を伝えることで会社のよき社風となっていく。

相談される人になれ

 田中俊和・住友不動産販売社長 これからの不動産業はお客様のニーズに応えられる「コンサルティング能力」が求められている。そのニーズも日々変化しており、常に新しいチャレンジが必要だ。皆さんに心掛けてほしいのは、「お客様から最初に相談される人」になること。お客様が不動産で困ったときや聞きたいことがあるときに、最初に思い浮かべて声を掛け、その期待に応える人になってほしい。家族になったつもりでお客様一人ひとりに心を寄せ、一緒に汗を流そう。

受け身ではいけない

 榊真二・東急リバブル社長 皆さんにお願いしたいのは、何事も受け身で取り組まないでほしいということだ。ぜひ、自ら考え主体的に行動しながら、新たな価値をつくっていくのだという強い気持ちを持って仕事に臨んでほしい。当社の仕事は人々の生活に大きな比重を占める不動産に関わる仕事だ。その大切な資産に関与するのだという強い責任感、お客様に喜ばれ社会に貢献する仕事を行っているという自負とプライドを持って、社員が誇れる会社、良い社員がいるねと言われる会社を一緒に作っていきたい。

3つを心掛けて

 伊藤裕慶・三菱地所リアルエステートサービス社長 心がけてほしいことが3つある。第一は健康。社会人は体が資本。健康管理に気を付け、心身のバランスを保つように。第二は「3つのプロ」を備えた人材を目指してもらいたい。積極的に周りを変えていく「プロアクティブ」、不動産だけでなく、税務や経済などに通じた知識と幅広い人脈を持つ「プロフェショナル」、不動産の取引に携わる税務、法律、建築関係の人たちを束ねて能力を引き出す「プロデューサー」を目指してほしい。第三はチームワーク、組織で動くこと。

付加価値サービスを

 種橋牧夫・東京建物不動産販売社長 当社は衣食住の「住」に関わっており、人間には必要不可欠な要素だ。しかし、社会の変化に伴い、お客様のニーズは常に変化しより高いレベルのサービスを求められる。昨年の事業再編で、グループの持つすべての機能や不動産情報などを使い、他とは一味違った付加価値を加えたサービス提供を行っていく会社となった。皆さんにはぜひその担い手として活躍してもらいたい。

好奇心を常に

 猪熊茂男・センチュリー21・ジャパン社長 社会に出た後に必要なものは好奇心だ。好奇心を持つということは思考を止めないということ。目に見えるもの、聞こえるもの、触れるもの、会社でも日常生活でも、常に好奇心を持ち続けることが自分の感性を磨き、スキルを挙げていくために絶対必要なものであることを片時も忘れることなく、人生のパートナーとして過ごしてもらいたい。社会は甘くない。ときには失敗もあるだろうが、それを越えるためには努力が必要だ。

物事の本質は我に

 阿部俊則・積水ハウス社長 家族の人生、幸せを左右する一生の買い物で、そのお手伝いをする責任ある仕事だ。積水ハウスはお客様を大切する会社だ。それが社会に浸透して、ブランドを築いてきた。「さすが積水ハウス」と誉められることもある一方、「積水ハウスとあろうものが」とお叱りを受けることもあり、お客様や社会の期待が大きい分、つらい事もある。会社は皆さんを決して一人ぼっちにしない。仲間や先輩に相談する癖をつけてもらいたい。うまくいかない時は、その答えは自らの中にある。「物事の本質は我にあり」だ。

夢、志を忘れず

 大野直竹・大和ハウス工業社長 大和ハウスグループという売上高3兆円超の大企業に就職したと勘違いしないでもらいたい。各事業を見渡すと、シェア「ナンバー1」の事業はない。当グループは中小企業の気概を持って、国内外に挑戦している企業群。海外の大企業に比べれば中小企業にすぎない。グループがサステナブルに発展するには、創業者の石橋信夫の言葉「世の中に必要とされ、世の中の多くの方々の役に立ち、喜んでいただける商品・サービスの提供」を皆さん自身がグローバルに展開することが重要だ。「夢」「志」を忘れず、鋭意、努力し続けてください。

新しい事業を創る

 竹中宣雄・ミサワホーム社長 住生活基本計画が先日、閣議決定され、国は今後、リフォームや中古住宅流通といったストック市場を拡大しようとしている。当グループも今まで手掛けていなかった事業に取り組んでいく必要がある。皆さんは与えられた仕事だけでなく、世の中の動きに関心を持ち、どうすれば新しい事業を創っていけるかを考えてもらいたい。そして、人脈を大切にしてもらいたい。皆さんが5年、10年と仕事をしていく中で、時折、新聞の人事欄を見る機会を作ってもらいたい。

新しいことに挑戦

 藤井康照・パナホーム社長 プレハブ住宅は約60年前に始まった日本独自の住まいだが、この先過去の延長線上の活動だけでは存続できない。住宅とは、人が住み・人生を営むもので、設計するのも建てるのも人で、全ては人と人との関係で成り立ち、人に纏わることが凝縮された「箱の産業」だ。人こそが、当社の成長の原動力であることを認識した上で、これから先、皆さんが、当社の過去の成功体験や既成概念を変えていってもらいたい。

「至誠一貫」

 市川晃・住友林業社長 皆さんに「至誠一貫」という孟子の言葉を贈る。何事も真心を持って対応すれば解決できない問題はないという意味だ。知識を学んだり、経験を積むには時間が必要だが、最も大切なことは心がけであり、志だ。つまり物事に対して向かう心構えさえしっかりしていれば、その努力は血となり肉となり必ず皆さんの未来を豊かなものにしてくれる。そのためにも、是非心身ともに健康でいてもらいたい。

自分を成長させる

 市川俊英・三井ホーム社長 三井ホームに住んでいることが誇りになる、というダントツなブランドを築きたいと思っている。住む人の誇りを形にする「オーダーメイドの歓び」。皆さんには、この「オーダーメイドの歓び」をぜひ受け継いでもらいたい。当社には自分を成長させる、自分の可能性と出会う機会がたくさんある。自分の強みや長所を見つけ、さらに伸ばしていく努力を自ら積極的にしてもらいたい。

信用・信頼の獲得を

 中内晃次郎・ポラスグループ代表 住宅業界で当社が今後とも順調に成長していくためには、企業姿勢や従業員個々の力量が重要になる。プロとしての知恵と知識と力量を持ったうえでお客様のために何ができるのかを考え行動する。このプロセスを続けていくことがお客様からの信用・信頼の獲得につながる。是非、このような社員になれるよう一人ひとりがしっかりとした社会人、また生産性の高いポラス社員として成長することを期待している。

社員と家族が幸せに

 宮沢俊哉・アキュラホーム社長 幸せな住まいづくりをお客様に提供していくためには、まずは社員とその家族が幸せでなければならないと常々話している。仕事にやりがいを持ち、人生に生きがいを持ちながら、切磋琢磨してもらいたい。私もトライ&エラーの繰りかえしで学び、成長してきた。皆さんの若いパワーで失敗を恐れずチャレンジをしてもらいたい。

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