明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第125回 連担建築物設計制度による容積移転 土地有効活用と景観を実現
住宅新報 2016年3月15日 号 6面
【学生の目】
現在の東京はオリンピック・パラリンピックを控え、都心部で大型ビルの建築や計画が目白押しだ。ほとんどが既存建物を建て替えるもので、広い意味で再開発だ。東京都心を歩くと、大きな建物が建て込んでいて、再開発は容易でないと感じる。そこで再開発事業の工夫に興味を持ち調べた。
東京駅近くの写真の建物を調べると、「連担建築物設計制度」というキーワードが目についた。連担建築物設計制度は既存建物を含む複数建物の敷地を特定行政庁の認定により一つの敷地とみなして、容積率、建ぺい率、斜線などの形態制限や接道規定を適用する(建築基準法86条2項)。一建築物一敷地の原則(森田愛理「不動産の不思議第30回」14年4月22日号)の例外で、一つの敷地に複数棟の建物を建てることを認める制度だ。類似制度の総合的設計制度が複数の新築建物に適用されることに対し、この制度は既存建物と新築建物の組み合わせに適用する。























