特集 東日本大震災5年 「発展」へ高まる業界の期待 「街の魅力」生み出す 新日鉄グループ 釜石・5年の軌跡
住宅新報 2016年3月15日 号 1面
11年3月11日。岩手県釜石市で、市内初の新築分譲マンション「リビオ上中島」の竣工式を終えた新日鉄都市開発(当時。現・新日鉄興和不動産)の開発メンバー一行は、釜石駅をあとにしてから約20分後、震災に直面した。メンバーの中には、当時社長だった正賀晃氏もいた。
同社は、全国にある新日鉄グループ社有地の有効活用を推進していた。釜石市もそのうちの一つだが、1000人近い犠牲など甚大な被害が出た状況を目の当たりにして、「採算は度外視。長年お世話になっている釜石の力になろう」と会社方針を定めた。
4月22日には、不動産企画、都市開発、再開発分野などから「復興タスクメンバー」として8人を招へい。各部門のエース級がそろい、「市内全体の将来像」「災害に強い、安心安全なまちづくり」「社有地を活用した市街地形成」といった『復興ビジョン作成』に向けた協議を重ねた。























