日本不動産研究所<第38回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 山梨県甲府市再開発で一新した甲府駅北口 都市機能と「歴史、文化」集約
住宅新報 2016年3月1日 号 12面
長い間更地だった
甲府市は甲府駅を起点に南方へ発展し、県庁、市役所、事務所ビル街、百貨店など主要施設の大半が甲府駅の南側に立地している。山梨県のシンボル・武田信玄公の銅像も甲府駅の南口にあり、山梨県の地価最高地も甲府駅南口ロータリー内の商業地である。
一方、甲府駅の北口はかつて広大な貨物ヤードを中心に旧国鉄社員住宅跡地、県知事官舎跡地など未利用地が広がる殺風景な場所だった。バブル景気の真っ直中、北口の開発機運が高まり「新都市拠点形成事業」「甲府駅周辺土地区画整理事業」を進める予定で、甲府市は国鉄清算事業団からこの鉄道跡地を購入した。しかし、バブル崩壊とともに事業の進ちょくは停滞し、長い間更地として放置されていた。























